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携帯で読める音楽講座!  
ピアノアレンジ講座  
Vol.12   
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12. クラシックの音楽史(バッハの作品)

先週は、バロック音楽について簡単に説明
しました。対位法についても触れましたが、
補足説明させて頂きます。

対位法というのは、要するに旋律対旋律で
出来ている音楽のことを言います。対位法
で作られている音楽のことをポリフォニー
(Polyphony)といいます。日本語では、
”多声音楽”という意味です。
ポリフォニーに対しては、ホモフォニー
(Homophony)となります。
”和声音楽”という意味です。

バッハ  インヴェンション 第1番の冒頭です。 


”ドレミファレミドソ”がテーマ(主題)
で、”ドシドレ”が第一対旋律になります。
3〜4小節目の右手の”ラソファミソファラ
ソ”〜はテーマの反行形(転回)となります。
左手の”シドレミ”〜は第一対旋律の伸長
となります。 また、フレーズはテーマの
”ドレミファ” の拡大となっています。

こんな風に旋律がかけ合って出来ています。
オーケストラの場合、各楽器がかけ合うこ
とになります。

You tubeに講座ビデオをアップしてあります。
参照頂けましたらと思います。


You tubeの表示エラーがある場合は、こちらから
ご覧下さい。

もう1曲。バッハの作品を取り上げてみたい
と思います。ピアノソロではないバッハの
作品。有名な曲ですので、ご存知の方も多
いのではないかと思います。
「2つのヴァイオリンの為のコンチェルト d moll」
オーケストラでの演奏を耳にされてらっし
ゃると思いますが、小編成で演奏する場合、
オーケストラパートをピアノ(又はチェンバ
ロ)で代用したりもします。私も、以前に
1度コンサートで演奏させて頂いた事があり
ました。この曲も、インヴェンション同様、
テーマのかけあいとなっています。
曲の冒頭のみですが、参照下さい。
                        


来週は、もう一人バロック音楽を代表する
音楽家 ヘンデルを取り上げてみたいと思い
ます。

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発行人:市花真弓
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