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Vol.14   
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14.クラシックの音楽史
(バロック音楽〜古典派)

先週まで、バロック音楽について簡単に
説明しましたが、今週は、バロック音楽〜
古典派について説明したいと思います。
バロック音楽から古典派にかけての音楽家
として、バッハ、ヘンデル、ハイドン、
モーツァルト、べートーヴェン
の5人の音楽家を覚えておいて下さい。
(もちろん、他にも歴史に残る音楽家はい
ますが、要としてはこの5人になります。)
先週のメールマガジンで、バッハは
”音楽の父”ヘンデルは”音楽の母”と
紹介しましたが、今週取り上げる音楽家
モーツァルトは”神童”と、学校の音楽史
年表には書かれていると思います。

この5人の作曲家のうち、バッハ、ヘンデル
がバロック音楽で、ハイドン、モーツァルト、
べートーヴェンが古典派になります。以前
のメールマガジンにも書きましたが、バッハ
は、教会音楽家でした。 ヘンデルの場合は、
純粋な教会音楽家というわけではなかった
のですが、でも、この時代の音楽には、
宗教(キリスト教)的な作品が多く見られます。
それが、古典派のハイドン、モーツァルト
となると”宮廷音楽家”となります。
”絶対王政”と言われる時代です。
この時代、音楽は貴族が楽しむものでした。
それが1789年のフランス革命後、庶民で
も音楽を楽しめるようになるわけです。
その時代に活躍したのが、べートーヴェン
(1770〜1827)となります。
べートーヴェンが、古典派からロマン派へ
の橋渡し的な存在となります。

また、音楽の構成としてはバッハの音楽は、
対位法で出来ています。対位法で出来てい
る音楽を”ポリフォニー”というわけです
が、古典派のハイドン、モーツァルトとな
りますと、メロディに伴奏がつく (メロディ
に対して和声ということになります。)よ
うになります。 こういった音楽を”ホモ
フォニー”と言います。

モーツァルトのソナタの冒頭です。
田園風景が目に浮かぶようなサウンドです。 
                       



来週は、モーツァルトとはかなり違う個性
を持つ古典派の作曲家 べートーヴェンを
取り上げてみたいと思います。

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発行人:市花真弓
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