---------------------------------------------          
携帯で読める音楽講座!  
ピアノアレンジ講座  
Vol.15   
---------------------------------------------

15.クラシックの音楽史
(べートーヴェンの作品)

先週は、古典派の音楽家の中でも
モーツァルト(1756〜1791)を主に取り
上げましたが、今週は、 べートーヴェン
(1770〜1827)について触れてみたい
と思います。

先週説明しましたが、モーツァルトは宮廷
音楽家でした。活躍しました国は、オース
トリアです。ちょうど、マリー・アントワ
ネットがオーストリアからフランスに嫁い
で、フランスの王妃となっていた頃です。
そういった貴族社会が崩壊して(フランス
革命は1789年です。) 庶民でも音楽を楽し
む事が出来る時代となっていきます。音楽
を聴く人や状況が変われば、当然、音楽を
作る側も、時代に合った音楽を作るように
なります。そんな時代に活躍した音楽家の
一人。代表的な音楽家としてべートーヴェ
ンを上げる事が出来ると思います。べート
ーヴェンは、ドイツの音楽家ですので、そ
ういった意味でもモーツァルトの音楽とは
色彩が異なります。

べートーヴェンの作品として、有名な作品
としましてはピアノソナタの中では「月光」
「悲愴」 「テンペスト」「熱情」など上げ
られます。小品としましては「エリーゼの
ために」は、誰もが耳にされた事がある曲
だと思います。 オーケストラの作品として
は、「田園」「運命」。人間の声(合唱)
を最初に取り入れた作品「第九」。
この第九は、年末に、必ずといっていい位
あちらこちらで演奏されています。 べート
ーヴェンの音楽は、立体的な印象を受ける
と思います。厳格なイメージもあります。
また、聴覚を失っても音楽活動を一生涯貫
いた事でも有名です。 べートーヴェンの言
葉に 「優秀な人間というものは、試練に打
ち勝てる人間だ。」という言葉があったと
思います。 べートーヴェンに、このセリフ
を言われると何も言えない説得力があります。

この後の時代、ロマン派の音楽家は、べート
ーヴェンの影響を非常に受けている音楽家
が多いのです。このメールマガジンで簡単
に説明する事は、なかなか難しいです。
クラシックのCDをあまりお聴きになった事
のない方。ぜひ、この機会に有名な曲でいい
です。 アルバムを聴かれる事をお勧めします。

ここでは、べートヴェンの有名な
ピアノソナタ「月光」の第1楽章
をサンプルとしました。
                          



来週は、ロマン派の音楽について説明した
いと思います。

--------------------------------------------
ご意見・ご感想は 
m-i@pf6.so-net.ne.jp にお願いします。  
発行人:市花真弓
登録:解除は
Music Cafe's 音楽講座
でお願いします。
無断転載、複写を禁止します。
copyright(C)2001〜2007,2013 Mayumi Ichihana All rights reserved.