---------------------------------------------          
携帯で読める音楽講座!  
ピアノアレンジ講座  
Vol.18   
---------------------------------------------

18.クラシックの音楽史
(リストの作品)

先週、先々週と、ロマン派の音楽家、
ショパン、シューマンを取り上げました。
今週は、もう一人。リストを取り上げて
みたいと思います。 ショパンはポーランド
の音楽家、シューマンはドイツの音楽家。
リスト(1811〜1886)は、ハンガリー
の音楽家です。ハンガリーで生まれ、
10歳の時、父親に伴われウィーンに赴き、
チェルニー、サリエリに師事する事となり
ます。その数年後、パリ、ロンドンで
デビューを果たし、活動の場はヨーロッパ
中へと広がっていきます。

リストの作品で、みなさんがよく耳にされ
る曲としましては「愛の夢 第3番」
「コンソレーション」。ピアノを弾かれる
方でしたら、「超絶技巧練習曲」、
「パガニーニによる大練習曲」など。
リストの作品は、テクニック的に難しいと
いう印象を持たれている方が多いと思いま
す。 また、リストとショパンが互いに影響
を受けた関係である事も有名でしょうか?
ショパンとリストは1832年に顔を合わせ
る事となります。2人は、あらゆる面で
対照的でした。2人とも、天才ピアニスト
で作曲家であるという点では共通していま
したが、リストの音楽は、大向こうをうな
らせるような大ホール向き。ショパンの音
楽は、細かいニュアンスを大切にするサロ
ン向けという印象がありました。リストは、
ショパンからピアノには詩的な表現法があ
ることを学び、そしてショパンはリストの
パワーを羨みました。お互いに受けた影響
は、それぞれの音楽へと反映されます 。

サンプル曲は、「愛の夢 第3番」の冒頭です。 
                       



来週は、近・現代の音楽について説明したいと思います。

--------------------------------------------
ご意見・ご感想は 
m-i@pf6.so-net.ne.jp にお願いします。  
発行人:市花真弓
登録:解除は
Music Cafe's 音楽講座
でお願いします。
無断転載、複写を禁止します。
copyright(C)2001〜2007,2013 Mayumi Ichihana All rights reserved.