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ピアノアレンジ講座  
Vol.21   
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21.クラシックの音楽史
(バルトークの作品)

先々週は、近代音楽家ドビュッシー。
先週はサティと、フランスの音楽家をご
紹介させて頂きました。 近・現代音楽の
音楽家は、ドビュッシーのような印象派
のフランスの音楽家以外に、ドイツでは
ヒンデミットやワイル。ロシアでは、
ストラヴィンスキーやプロコフィエフと
いった音楽家。民族的色彩の強いハンガリ
ーの音楽家バルトークなど様々な音楽家が
活躍しました。また、日本におきましては、
中田善直、武満徹、湯山昭など著明です。
音楽の特徴としては、和声は不協和的衝撃
的(要するにテンションが加わってくる訳
です)。また、ロマン派風の大編成より小
編成が好まれました。リズムの面でも、
従来のリズムとは異なる試みがされます。

今週は、そんな中で
バルトーク(1881〜1945)を取りあげて
みたいと思います。バルトークは、上記で
も紹介しましたようにハンガリーの音楽家
です。現在はルーマニア領となっている
ナジュセントミックロージュの町に生まれ、
ウィーンで活動していたのですが、世界大
戦の影響がありまして、晩年はアメリカに
亡命したといった経歴があります。
バルトークと聞くと、”民族音楽”という
イメージが大変強いです。でも、当初は、
なかなかバルトークの民族的作品は理解さ
れなかったようです。1917年のバレー
「かかし王子」の成功とオペラ「青ひげ
公の城」などから、次第に評価されるよう
になっていきます。ピアノ曲としましては、
「ミクロコスモス」や「6つのルーマニア
民俗舞曲」など、よく演奏されます。
(「6つのルーマニア民俗舞曲」は、ピアノ
以外の楽器でもよく演奏されます。)

サンプル曲は「6つのルーマニア民俗舞曲」
の1曲目です。 
                      


来週は、クラシック史のまとめとなります
ような内容としたいと思います。

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発行人:市花真弓
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