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ピアノアレンジ講座 Vol.24
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24. 音程
先週まで説明しました”リズムと拍子”
などは、楽譜を弾いたり書いたりして
いるうちに身につくことだと思いますが、
この音程は楽典で勉強しないと勉強する
機会はないのではないかと思います。
でも、この”音程”の知識は必須なの
です。調判定でも必要ですし、コード
の説明でも必要になります。
音程というのは、難しい表現ですと、
”音程とは、2音間の高さのへだたりの
ことであり、度数、およびそれに冠せら
れる、 完全、長、短、等 のことばによっ
て表される。”なのですが。
要するに”ドレミファソ”とあった場合、
”ドレ”は2度。 ”ドミ”は3度という
ように、音から音の間をまず数えてみて
下さい。
↓どちらも3度です。
↓どちらも5度です。
また、音程には単音程と複音程があります。
1オクターブまでを単音程、1オクターブ
をこえる音程を複音程と言います。
上記↑の3度、5度は単音程です。
↓これは複音程です。
次に、音程の完全・長・短等の種類につい
て説明します。例えば、上記の3度、5度の
和音は、度数は同じでも音のへだたり。
音が違いますよね。これを種類分けする訳
です。 その種類分けの言葉として
完全・長・短・増・減・重増・重減
といった言葉を用います。
これらは、何度の音程に対してでも同様に
用いられるのではなく、
完全系の度数・長短系の度数
の二系列で異なります。
まず、完全系の度数についてですが、
1・4・5・8度は完全系の度数となります。
「完全」を標準の状態として、それより音
程が半音広い時に「増」狭い時に「減」に
なります。
↑全て完全1度です。
増4度です。
全て完全4度です。
↑ 黒鍵の入らない”ミファ””シド”が
1つ含まれる場合が「完全」になります。
黒鍵の入らない”ミファ””シド”含まれ
ない場合(音程幅が半音広い)は「増4度」
です。
減5度です。
全て完全5度です。