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ピアノアレンジ講座  
Vol.28   
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28. 音階

音階(Scale)は、ステップ1でも基本スケ
ールとコードということで説明させて頂く
内容ですが、楽典においても必須項目とな
ります。”ある音を起点として、1オクタ
ーブ上の同名の音に達するまで、特定の秩
序に従って配列された音列を音階という”
ということなのですが、この音階には、
いろいろな種類の音階があります。
ここでは、最も基本となります長・短両音階
について説明したいと思います。

1)長音階(Major Scale)
↓このように
”長2度””長2度””短2度””長2度””長2度””長2度””短2度”
といった音程関係になっている音階を
長音階
と言います。


また、各音をローマ数字で↓こんな風に記
したりします。これは、それぞれの音が音
階の第何番目の音であるかを示すものです。

↑その音階の第I・第II・第III.....第VII音と呼びます。
また、第I音を主音、第IV音を下属音
第V音を属音、第VII音を導音
という呼び方をします。

Webに、長音階(Major Scale)一覧表を
作ってあります。参考にしてみて下さい。
http://karenpiano.net/piano1a/major.html

2)短音階(Minor Scale)
短音階は3種類あります。
自然短音階
(Natural minor scale)
和声短音階 (Harmonic minor scale)
旋律短音階(Melodic minor scale)です。

自然短音階は、短音階の原型にあたる音階
です。 ↓このように(C Minor Scaleを例
にとりました。)
”長2度””短2度””長2度””長2度””短2度””長2度””長2度”
といった音程関係になっています。


和声短音階は、自然短音階の第Vll音を半音
あげ、*1.導音としたものです。
↓このようにです。
*1.導音:主音にすすもうとする性格をもつ音です。


旋律短音階は、上行形は第VI音、第VII音が
半音上がり、下行形は自然短音階に戻りま
す。 ↓このような音階です。

Webに、短音階(Minor Scale)一覧表を
作ってあります。参考にしてみて下さい。
http://karenpiano.net/piano1a/minor.html

* C#とDbのように、同じ音で表記の違う
音の事を異名同音といいます。音階一覧表
は”よく使うだろう”と思われる方の音階
を表記しました。

楽器をお持ちの方は弾いて覚えた方が早いです。
上記の一覧表(長・短両音階)を弾いてみて下さい。

来週は、調(key)について説明します。

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発行人:市花真弓
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