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ピアノアレンジ講座 Vol.2
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2.倍音
倍音について説明したいと思います。
音を出した時に、弾いていないのに、
かすかに鳴る音のことです。
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上記ヘ音記号の低音のドの音を弾いた時には、
これだけ沢山の音がかすかに鳴っていること
になります。生ピアノをお持ちの方は、
こん
な実験をしてみて下さい。ペダルを踏まずに
音を出さずに、どこか鍵盤を押さえてみて下
さい。 その上で、低音のド(上記の基音)を
弾いてみて下さい。かすかに鳴る音と鳴らない
音があります。
倍音は、低音域が広く、高音域が狭くなって
います。ですから、ピアノの左手の伴奏は、
低音域を広くとって高音域を狭くとることが
常套です。
具体例を取り上げてみたいと思います。
倍音は低音域が広く、高音域が狭くなってい
ます。ですので、このような伴奏を、よく耳に
されると思います。
ショパンの有名なエチュード”革命”です。
(Etude Op.10-12)
最初の音程は5度ですが、高音域では2度と
狭くなっています。
倍音の効果を考慮したアレンジは、他にも、
トリル等あります。高音域でトリルを演奏す
る のと、低音域でトリルを演奏するのとでは
効果が全く異なります。
来週は、音名について説明したいと思います。
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発行人:市花真弓
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