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ピアノアレンジ講座  
Vol.31   
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31. 移調と転調

今週は移調について説明したいと思います。

ある曲を、曲の各音の相対的な音程関係
をかえずに、そっくり別な高さに移す事
移調と言います。
注:長調の曲を短調に、短調の曲を長調
に変えることは移調とは言いません。

例えば ↓こういう事です。
a moll(A Minor)からd moll(D Minor)
に移調してみます。

↑この曲はa mollの曲です。

↓d mollに移調しました。


短調は、導音が半音上がるという特徴が
あります。
a mollの導音は、”ソ”。
d mollの導音は、”ド”です。

では、長調の曲で、シャープ系から
フラット系に移調する場合。
A durから、減4度上の調Des durに
移調してみます。

↑は、A dur。
↓は、Des durに移調しました。
各音階の何番目の音であるかは同様です。

また、臨時記号がある場合。
H durから、F durに移調してみます。

↑は、H dur。
↓は、F durに移調しました。
臨時記号は同様に変化させます。
半音上がっている場合は半音上げます。
半音下がっていれば下げる事になります。


H durの場合、調号は”ファ ド ソ レ ラ”
です。ですので、ファのダブルシャープは
半音上げられた事になります。ですので、
F durの場合は、シャープによって変化する
事になります。同様に、H durにおいて
”#ミ”も、半音上がっている事になりま
すので、F durにおいては、フラットして
いる音を半音上げる為には、ナチュラルを
用いる事となります。各音階の何番目の音
であるかは同一でなくてはいけません。
(音程も同一となります。)

来週は、転調について説明したいと思います。

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発行人:市花真弓
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