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ピアノアレンジ講座 Vol.53
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53. 表示法
1)装飾音・装飾記号
装飾音というのは、ある音を装飾するため
に用いられる音であり、小さな音符でしめ
されます。装飾記号の場合は、ある音を装
飾するために用いられる記号の事となります。
装飾音には3種類の前打音があります。
[長前打音]
奏法
奏法
[短前打音]
奏法例
[複前打音]
奏法例
装飾記号については、
まずは(モルデント)及び
(プラルトリ
ラー又はプラルラーと言います。)について
説明します。の場合は一たん2度下の音
に、の場合は一たん2度上の音に出て戻り
ます。 ↓こんな風にです。
奏法例
それ以外の装飾記号としては、
(トリル)や
(ターン)
などあります。
↓ こんな風に用いられます。
奏法例
奏法例
奏法例
2)略記法
記譜にあたって、その労力や紙面を節約した
り、読み易くするために、音符その他を略記
することがあります。その方法を略記法と言
います。
まずは、反復記号。
何小節かの内容を反復して演奏させる時に用
いられる記号です。この記号にはさまれた部
分を2回演奏することを表します。
ただし、曲の最初から反復する場合はの方
は省略します。
次に、D.S.,D.C.など。
楽譜の最後または段落に、D.S.としるされて
いたら、その前にあったの記号のところ
から反復し、Fineまたは複縦線の上にしるさ
れたのところまで奏して終わります。
楽譜の最後に、または段落にD.C.としるされ
ている場合は曲のはじめから反復をはじめD.S.
の場合と同様に奏します。これは、意外と盲点
になっているかと思います。
「ピアノアレンジ講座ープレミアム版ー」で
取りあげていますモチーフ曲「The Man I Love」
です。音を聴きながら、確認してみて下さい♪
音を聴いてみる。Play!
まず、リピート(反復記号)優先です。
1カッコの後、2カッコ。次に、D.C.から
曲の初めに戻ってFineで終わりです。
(D.C.で戻った際は、リピートはかけません。)
他に、bis,ter...。
何小節かの部分を反復するとき用います。
bisは2回、terは3回、quaterは4回です。
同様にという意味で、Simile(Sim.)。
1小節内の音郡が反復される時は
又は
を用います。
基本編(楽典)は今週までです。
来週からステップ1に入ります。
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発行人:市花真弓
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