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携帯で読める音楽講座!  
ピアノアレンジ講座  
Vol.5   
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5. Hzについて

Vol.2で倍音について説明しましたが、今週は
Hzについて説明したいと思います。
例えば、人間の耳に聞こえるのは、
低い方の限界15〜20Hz,
高い方の限界で10000〜20000Hz位の範囲
である...とか。そこまで、細かく知る必要も
ないとも思いますが(もちろん知っていても
良いです。)最低限、この辺りは知っておいた
方がよいと思う事を書きたいと思います。

ピアノをお持ちの方は、大体、どれ位の間隔
で調律をされているでしょうか?1年に1回
くらいという方が多いのではないかと思います。
調律をお願いする時に、調律師の方に、どの
ようにお願いしていますか? 私は、
「442でお願いします。」といった依頼をし
ます。この442というのは、442Hzの事です。
これを、441Hzで調律して頂くと、442Hzと
比べて、 全体のピッチは低くなります。また、
逆に443Hzで調律して頂くと、442Hzと比べ
て、 全体のピッチは高くなります。(明るい
音になります。)以前と言いましても、私が
学生の頃は、441Hzが普通でした。それが、
その後442Hzが普通になって。それが最近は、
443Hzになってきているとか?
「スタジオは、今は443よ。」とかなり以前
に、他の楽器の方に言われた事がありました。

DTMやデジタル録音の場合は、通常、
サンプリング・レートを44100Hzで制作又は
録音します。 サンプリング・レートというの
は、一般には音源のデジタル化に於ける
クオリティに関わる数値。例えば一般的な
CD-DA (コンパクト・ディスク・デジタル・
オーディオ)規格に於けるサンプリング・
レートは44.1KHz(=44100Hz)です。具体的
には電気信号になった音を1秒間に44,100に
分解し、その一つ一つを数字に置き換えます。
それを2進法に置き換えてメディアに記録しま
す。この仕組みをPCM(パルス・コード・
モジュレーション)方式と云います。

演奏される方もDTMで音楽を作られる方も、
こういった知識は最低限必要だと思います。
また、ピアノの調律を頼む時も、ただ
「よろしくお願いします」ではなくて、
好みの音をリクエストした方が、気持ちよく
ピアノが弾けます。


来週は、フィンガートレーニング
(ピシュナ練習法)
について説明したいと思います。

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発行人:市花真弓
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